2004年9月3日(木) 第13号 JICA SV 福井たかよ

再びブラジルにもどってまいりました。後半の活動も楽しく有意義に展開
したいと思います。どうぞよろしくお願いします。こちらの気候はさわやか
でとても気持ちがいいですね。蒸し暑い日本から到着した私は、ブラジルの
人たちがお年をめしても生き生きとお元気なわけが分かったような気がしま
した。

「おしかけシニア」になるぞ!!!  ・・・  後半の活動目標です

ご迷惑かもしれませんが、今月末あたりから先生方の学校へ「おしかけ訪問」させていただこうとおもいま
す。シニアから電話がかかったらご注意くださいね。 では、また後日連絡いたします。


クイズ : 下の4枚の写真の中でブラジルでとったものはどれでしょう。
ヒント ↓

朝日の当たる巨大なビル。大都会の朝です。
周辺の建物を写すその姿は、まるで大きなス
クリーンのよう。今日も一日この街でどのよ
うなドラマが展開するのでしょうか。様々な
背景の人たちが行き交う街。その名は・・・

サン・パウロ










正解は 
4番です。お分かりですね。

820日(金)わがふるさと、三重県上野市の学校で、外国籍の児童生徒のケアにあたっておられる先生方
の集りにお招きいただいて、滋賀県竜王町の2つのブラジル人学校を見学させてもらいました。最初の学校
は大きな建物の中あり、建物に一歩入るとそこはブラジル。ちょうど給食の準備をしておられるところで、
フェジョンを煮るにんにくのにおいが食欲をそそります。一時帰国後久々に聞くポルトガル語での会話。な
んと、あの語学学校FISKまでもがその建物の中にあるではありませんか!驚きです。

 片道2時間以上かかるような遠いところからもこの学校へ通学する日系ブラジル人の子ども達が大勢いるようです。学費は
一月4万円ぐらいもかかるそうですが、日本の公立学校になじめなかった子ども達や、ブラジルへの帰国を前提にした子ど
も達がここで学んでいます。こちらの日本語学校のように幼児から高校生まで幅広い年令の子ども達が集って、在日の23
世の先生方から教えを受けています。

滋賀ラテン学園:全校生徒約250人 教師18

日本の公立学校に適応できずに不登校になった子や、
未就学、不就学のブラジル人児童生徒を救いたいとの願
いから創立。本人の能力にあった学年から学習を始める
ので、
18歳でも小学校からやり直す。ブラジルからはブ
ラジルの公立学校として認定されているが、本国からの
支援は何も無いとのこと。

 日本の公立学校では、両親と日本人教師とのコミュニ
ケーションが上手くいかない場合が多いのが問題。

 写真2は一つの教室風景、3は同じ建物内のお店

写真1は、主に学童保育を行うことを目的に創立
された学校。早朝
6時から夜は8時半ぐらいまでの長
時間の保育を行なっている。日本の公立学校に通う
児童も両親が仕事をしている場合、放課後この学校
で過ごす。この日は夏休み中であったが、たくさん
の子ども達が預けられていた。

 先生のお話では、出稼ぎの両親があまりに仕事に夢中にな
りすぎ、子ども達が犠牲になっているとのこと。先生方を
「お母さん」と呼び、家に帰りたがらないこども達が、何人
もいるそうです

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