区域外研修(くいきがいけんしゅう)
区域外研修(くいきがいけんしゅう)
8月25、26日の2日間にわたって、ノロエステ日本語教育連合会と研修を行いました。
参加者(さんかしゃ
       教師17人   生徒21人   文協・父兄7人
       聖南西の日本語学校教師だけでなく、希望した13歳以上の生徒、文協・父兄も参加しました。
       生徒たちは、弓場農場の子供たちと一緒に絵画教室、農業体験をし、
       アラサツーバで人形劇を鑑賞、盆踊りに行きました。
日程(にってい)
日にち 時間 スケジュール 場所
24日(木) 出発
25日(金) 7:30 弓場農場到着
朝食・休憩(きゅうけい)
弓場農場
8:30 弓場農場見学
第2・第3アリアンサ日本語学校見学
弓場農場紹介ビデオ
アリアンサ
弓場農場
12:00 昼食 弓場農場
13:00〜
 17:30
第1アリアンサ日本語学校
合同授業見学(3コマ見学)
アリアンサ
18:30 弓場農場バレエ鑑賞(かんしょう) 弓場農場
19:30 夕食
自由時間
入浴(にゅうよく)・就寝(しゅうしん)
26日(土) 7:00 朝食 弓場農場
8:30 懇談会(こんだんかい) 第1アリアンサ
10:00 実践発表(じっせんはっぴょう)
聖南西地区 西園薫先生「幼児教育」
10:45 実践発表
ノロエステ地区 弓場アグネス先生「初級・ゲーム紹介」
12:00 昼食 弓場農場
13:00 弓場農場出発
14:00 アラサツーバモデル校見学 アラサツーバ
14:30〜
 16:30
ノロエステ地区との懇談会(こんだんかい)
18:30〜 アラサツーバ盆踊り大会
アラサツーバ出発
27日(日) 朝方 帰着(きちゃく)

第1・第2・第3アリアンサ日本語学校見学
第1アリアンサ日本語学校
長野県派遣日本人教師 1名
現地教師 2名
第2アリアンサ鳥取日本語学校
 鳥取県派遣日本人教師 1名
第3アリアンサ富山日本語学校
 富山県派遣日本人教師 1名
合同授業見学 
子供が減少してきたため、第1・第2・第3アリアンサの生徒を集めて、年齢別の3クラスで年に2回合同授業を行っています。
合同授業では、普段、少人数のクラスではなかなかできない、発話に重点をおいたクラス活動を行います。
低学年(7才〜11才・ひらがなが読める生徒)
 弓場アグネス先生(第1アリアンサ)

今日の授業は「これ・それ・あれ」。
最初にみんなで「もしもしかめよ」の歌を歌って
ウォーミングアップ。
たくさん練習したあとは、
サッカーゲームを使って練習。
子供たちの声がたくさん聞こえる
楽しい授業でした。
高学年(15才〜17才・能力試験4級レベル)
 森脇雅子先生(第1アリアンサ)
今度の授業は、学生が知っているけどなかなか使わない
「〜たことがある」の授業。
口頭練習をしたら、見学しているたくさんの先生のところに行く
インタビューゲーム。
生徒たちは恥ずかしそうにしながらも頑張っていました。
授業の最後の「〜たことがある」を使って話す時間には
おもしろいエピソードも飛び出しました。

中学年(12才〜15才・かな文字既習レベル)
 谷口太郎先生(第2アリアンサ)

「こんにちは!」
先生の大きな声から授業が始まりました。
最初は、自己紹介。
それから、「います・あります」の授業です。
谷口先生は、日本では小学校の先生。
子供たちをひきつける授業展開はさすがでした。
 
懇談会(こんだんかい)
ノロエステと聖南西地区の概況(がいきょう)を紹介したあと、
両方とも行事の多い地区だけに、行事準備に時間がとられることが話題に。
聖南西地区では行事ごとに委員会を設けていることを紹介しました。

その後、どの学校でも悩んでいる教科書の問題、引継ぎの問題などについて
話し合いました。

幼稚園を受け持つ先生から、子供の集中力を持続させるにはどうしたらいいか、
と質問が出ると
アリアンサの先生から
「活動ごとに場所を限定し、自分が今いる場所によって今何をするべきなのか
 子供が認識できるようにしてみては。」という提案がありました。


実践発表(じっせんはっぴょう)
第1講 弓場アグネス先生(第1アリアンサ)
助数詞の指導法を紹介。
手遊びを使って助数詞を学びます。
「じゅっぴきのさかな」(「10人のインディアン」の節)と
「のねずみ」の歌を教師みんなで歌いました。


おばあちゃんゲーム
(jogo da velha・まるばつゲーム)と
陣取り(語彙を定着させるゲーム)の
紹介もありました。
第2講 西園薫先生(ピラールドスール)
幼稚部への語彙(ごい)の指導法を紹介。
幼稚部の生徒は集中力が10分程度しか持たないので、
色々な工夫が必要です。
絵カードを使った様々な
ゲームや手遊びやお遊戯(ゆうぎ)など
子供が喜ぶ授業のたくさんのコツをたくさ
ん紹介してくれました。
アラサツーバモデル校見学
アラサツーバモデル校では
設備(せつび)や備品(びひん)の
素晴らしさにみんな、感嘆(かんたん)の声。
若い先生の多い元気な学校でした。
ノロエステ地区との懇談会(こんだんかい)
どこの地区でも共通して抱える
教師不足や現地教師育成の問題について、
文協役員を交えて
1時間半意見交換(こうかん)をしました。
将来の日本語教育について
真剣な話し合いが行われました。
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