聖南西教師研修会主催の区域外研修を8月29日(金)〜31日(日)に行いました。 これまで(2001年以降)の区域外研修は、 2004年 ⇒ マリンガ地区 <マリンガ日本語学校> 2005年 【マリンガ地区が聖南西地区に来訪】 2006年 ⇒ ノロエステ地区 <アラサツーバ日本語学校 / 第一・第二・第三アリアンサ日本語学校 / ミランドポリス日本語学校> 2007年 ⇒ インダイアツーバ日本語学校 <聖北西地区> (日帰り) ( ? 年 【ノロエステ地区が来訪】 ) 2010年 ⇒ 汎パウリスタ地区 <ツパン日本語学校 / バストスバンビ学園 / バストス文協日本語学校> 2011年 ⇒ タウバテ日本語学校 <セントラル地区> (日帰り) 2013年 ⇒ スザノ日伯学園 / スザノ金剛寺学園 <スザノ地区> (日帰り) そして、今回の訪問地は、なんと、 <ブラジリア日本語モデル校 / タグアチンガ日本語学校> <ブラジリア地区> |
1日目 ![]() |
夜明け前に各町を出発し、午前9時半ごろにサンパウロのコンゴーニャス空港に集合。午前11時ごろの飛行機に乗り、(30分遅れの)午後1時過ぎにブラジリアの空港に到着。手配済みのバンに乗り、レストランで昼食を取り、ホテルに荷物を置いたら、すぐ出発。 そして午後4時ちょうどにブラジリア日本語モデル校に到着しました。 |
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聖南西からの参加者は、5校から教師17名、学校関係者8名の25名が参加しました |
この日は授業はなかったのですが、8名の先生方が集まってくれました。 |
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ブラジリア日本語普及協会の理事長でもある三分一貴美子先生や副理事の矢田正江先生から、 普及協会やモデル校の設立から現在に至る変遷、それらの現在の状況などを丁寧に説明して頂き、 非常に興味深くお話しを伺いました。 |
2日目 午前![]() |
文協が一切関与せず教師だけの集まりである『ブラジリア日本語普及協会』。 その普及協会の教師達が運営するブラジリア日本語モデル校。1992年8月に開校。 月・水クラスと火・木クラス、さらに土曜日クラスとあり、全生徒数は約150人。教室は10部屋あります。 そのほとんどは成人で、児童は4,5人。また下の写真でもおわかりのように、大多数が非日系の学習者です。 そして、さすがブラジルの政治の中心地ブラジリアだけあって、大使館勤務の人や公務員などの学習者も珍しくなく、学習目的も日系企業で働くためではなく、第3外国語としてある意味純粋な興味で通っている人が多いそうです。 教師は13人で、大学在学中の学生を実習生として受け入れ、研修を積み重ねさせて育てています。大学卒業後は大学の日本語学科の准教授になったり、ハイレベルの通訳者になったりなど、学習者・教師経験者問わず、色んな業界に非常に優れた人材を輩出し続けています。 自他ともに認めるブラジルの日本語モデル校の中のモデル校的な存在です。 |
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右 ブラジリア日本語普及協会 理事長 <三分一 貴美子 先生> 左 ブラジリア日本語普及協会 副理事長 <矢田 正江 先生> |
この8月の初めに安倍首相が来伯、ブラジリアに来た際、昭恵夫人がこのモデル校を訪れ見学し図書を寄贈されました。 |
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入門クラス |
小 |
ジ |
上級クラス |
文化クラス 俳句や短歌、書道、絵はがきなど伝統的な日本文化の活動を行っており、先生や生徒は日本の短歌や俳句コンクールで何度か賞をとっています。 |
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どのクラスも成人だけあって、モチベーションが高く、日本語を覚えようと熱心に学習をしていました。 教師にとっては、授業のやりがいもありますが、同時に常に効果的な授業を行わなければならず大きい責任がかかってきます。 そのために1年に、1日研修を3回、3日研修を2回、スキルアップ研修を1回行って、常に教師の技術向上に努めています。 技術向上に対する意識、そしてそのために開く研修会の数はブラジル各地にある地区の中でも一番だと言えるのではないでしょうか。 |
2日目 午後![]() |
ブラジリアから30km離れたタグアチンガにある『タグアチンガ日本語学校』。現在、三浦カタリナ先生が校長を務め、三分一先生が支えています。 週1回土曜日のみの授業ですが、午後の前半クラス、後半クラス合わせて、生徒数は100名近くいます。 前半クラスは、日系児童が多く20名近く在籍しているようです。 モデル校から数人の先生が掛け持ちして教えています。 |
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授業の最初は校長からの連絡があり、全員そろって校歌を歌います。 |
この日の児童クラスの授業の最後は、学習運動会。私達も参加させて頂き楽しみました! |
この児童達は、前半クラスと後半クラスを続けて授業を受けます。後半の授業は主に作文対策の授業のようです。 |
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