東北関東大震災が起こってから1か月が経ちました。
地震発生からしばらくの間はここブラジルでもテレビのニュースで毎日トップで取り上げられ、特集番組や特集コーナーもありました。
日系・非日系問わず、ブラジル中の人々が義援金に協力してくれ、とても心配してくれています。
「今、何ができるのか?」
これは日本国内だけでなく、世界の色んな国の色んな人々も考えていることだと思います。
「今、何ができるのか?」
ここにいる私達日本語教師が今、被災者の方々のためにできること・役に立てること。
それはあるのかもしれませんし、残念ながら今はないのかもしれません。
「今私達ができること」
子どもたちにできるだけたくさんのことを伝え、
この大震災の凄さ・恐ろしさ・悲惨さや
避難生活の大変さ・困難なことなどを教えること。
そしてそれをそれぞれの生徒に頭で考え心で感じさせること。
子ども達のこれからの人生でこの出来事を自分のために、
他の多くの人のために少しでも活かせられるようにすること。
そして、困難な状況の中で頑張っている被災者の方々のことを
忘れずに思い続けさせるようにすること。
もちろんこれが現在避難生活をされている方々の力になるわけではありません。
「今私達ができること」
これからもっと時間がたてば、色々な形でわずかでも力になれることが出てくるかもしれません。
でも、「今」できること、
それは目に見えることをするのではなく、目に見えない一人ひとりの心の中ですること。
感じること
励ますこと
信じること
願うこと
思い続けること
この地で日本を、被災された方を、避難されている方を想っている日本語学校の生徒達
日本からはるか遠く離れた地球の裏側のブラジルにいて、
大きな力になることができない私達。
そんな私達の想いが、例え一人でも日本にいる人に力を、元気をあげることができれば・・・
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